山崎園のブログ

2020/02/03 19:24


#SBSテレビ の#そこ知り で、
#ホンジャマカの石塚さん が
取材に来てくれた時のお話の続きです…


「お茶は食べると体に良い」、
と言われて久しいです。

細かな食べたほうが良い理由は、
最後の方で書きますが、
今日お伝えしたいのは、
『次郎長丼』です。

石塚さんが見えた時に、
初めてお伝えたんですが、
やはりこの食べ方が、
一番簡単だし、
一番おいしいし(飲んで!+食べて!)、
一番量を食べられる、
と思いますので、
こちらでもう一度お伝えさせて頂きます。

是非、恐れずに一度お試しいただければと思います。

まずは、
富士山銘茶を急須などを使いながら、
3回(3煎)ほど飲みます。



(1回毎にお湯のみに全て注ぎ切り、
注ぎ残さない、
というような専門店がよく言う
飲み方のポイントの一つですが、
日本茶を美味しく数回飲むためです。)

すると、3煎目後の茶葉は丁度開ききる頃だと思います。



その茶葉を取り出し、
ほうれんそうのお浸しのように、
ある程度水分を絞りとったら
お皿に盛ります。



その上に鰹節
(地元静岡県東部?では、
削り節(イワシなどを削ったもの)
を使います。
香りが強く、
地元では大人気です)
を載せ、
ポン酢しょうゆを適量垂らして、
ご飯の上に載せれば出来上がりです。

それだけの話です。



でも、
ほうれん草のお浸しよりも歯ごたえが良く、
シャキシャキして、
苦味とかクセも殆どなく、
食べやすくとてもヘルシーで、
しかも普通の野菜と比較しても美味しさは負けてません。

本当にお薦めです。
特に新茶シーズンは絶好のタイミングです。

富士山銘茶は、葉自体は一年中新茶を使っていますので、
葉はいつ買って頂いても同じものですが、
販売直前に行われる最終仕上げで焙煎の強さを変えるため、
新茶時期の方が、
葉の生の風味を残すようにしますので、
食べるには特に向いていると思います。

でも、富士山銘茶はそれほど季節で仕上げを変えていないので、
いつでも美味しく食べられます。

あと、意外に難しいのは、
今までゴミとして扱っていた「茶殻を食べる」というのが、
少し抵抗があるところです。

そこの意識を変えるところが初めは大変です。

でも元々の素材の良さと
(富士山銘茶は、
収穫する部分の新芽が発芽する前から、
農薬は使っていません)、
料理方法(3煎飲むだけ)を考えれば、
食べて悪いわけはありません。

やはり、捨てるのは勿体ないです。

あと、
是非、富士山銘茶を使っていただきたいのですが、
理由がありまして、
何故かと言いますと、
最近のお茶は、
「深蒸し茶」になっているものが多いです。

深蒸し茶は、
強く蒸されているので茶葉が粉っぽくなっていて、
茶殻もベチャッとなり、
食べてもシャキシャキしなく、
あまり鮮度を感じません。

富士山銘茶は、
反対の「浅蒸し茶」で、
機械揉みなので葉の原型は留めていませんが、
葉が比較的に大きく刻まれているので、
お湯で戻すとふっくらして、
瑞々しい茹でた野菜のようになります。、

でも、富士山銘茶が無くても、
「浅蒸し茶」の上級茶でしたら良いと思います。

単純なことを長く書いてしまってすみませんでしたが、
是非試していただけると幸いです。

『次郎長丼』の名前の由来ですが、
清水の次郎長親分は、
清水湊の近代化に大きく貢献しました。

富士も含め、近辺では魚の削り節というと、
イワシなどの「削り節」も多く使われ、
風味の良さで人気があります。

御当地土産で、
この削り節を買って帰られる方は多いです。
他の地域では、
削り節はあまり使われていないですよね⁈

そんな港の親分のご当地の名物、
「削り節」を使っているのが一つです。

また、
次郎長は、
大変困難な、
富士山麓の富士市の一部を開墾し、
お茶の育成をしました。

富士市のお茶発展の功労者です。

(富士山銘茶の畑も、
次郎長が開墾に携わった地域、
「次郎長」のすぐ近所です。)

それがもう一つの理由です。

ですので、
『次郎長丼』は、
次郎長親分へのまつわりが満載なので、
「次郎長」の名を付けさせて頂きました。

ヘルシーですが、
次郎長親分の半生に思いをはせて、
是非召し上がって頂ければと思います。

そんな、『次郎長丼』でした。



富士山銘茶 山崎園
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